SERVICE
無料低額宿泊所を運営するNPO法人を母体として生まれ、
現在は独立し、そのノウハウを活かし
障害福祉分野に特化した支援を提供しています。
過去の自分と決別し、
もう一度人生をやり直す。
ディプロワーク利用者のほとんどが、「障害+α(貧困、借金、依存症、虐待被害、他害、元風俗嬢、元暴力団、元受刑者、元路上生活者等)」
の生活困難を背負い、最終的にディプロワークに辿り着いています。
それぞれの地域の既存の障害福祉施設やサービス事業者から過去の犯罪歴や入れ墨を理由に受け入れを拒否されたり、
他利用者の家族から「うちの子と素行不良者を一緒に活動させないで」と嫌がられたり、利用中の事業所での窃盗や他害により退所になったケースも見受けられます。
しかし本当は、「支援困難事例」のレッテルを貼られた彼ら彼女らこそ、落ち着いて生活できる住居と、
勤労の義務を果たせる職場、専門知識を持って彼らを理解し共感できる支援者が絶対に必要であり、利用者達が多様性ある社会の一員として「共に生きる」ためには、
“障害者だからといって権利だけがまかり通るわけではなく、能力に応じ果たすべき義務や責任がある”ことを、彼ら自身も実感を持って学び獲得しなければならないと考えています。
だからこそディプロワークは、恐れず怯まず、利用者として彼ら彼女らを受け入れ、いつかここを卒業して元の地域社会に受け入れられ
「共に生き」てゆくために、再び道を踏み外すことのないよう、これからも日々見守り伴走していきます。
障害者福祉サービス
"最後の砦"
ディプロワークから、生き残りと再出発をかけて挑戦しつづける利用者たち
障害者福祉サービス ディプロワークでは、主に精神障害・発達障害のある利用者達によって、
余暇を活用して勉学に励み公的資格試験に挑戦する試みが2017年から自発的に始まっています。
そしてその試みは知的障害者にも広がり、「机に向かう習慣付けや創作的な手作業で集中力を養い就継Bの作業効率を向上させよう」と目的を変えて、
写経、漢検10級~準2級、さんすう検定、英検、簿記、カラーコーディネーター、TOEIC、マイクロソフトオフィススペシャリスト(MOS)、
小動物飼養販売管理士、調理師免許取得などの取り組みも行われるようになりました。
この取り組みは同時に、勉強や手工芸制作に集中していれば「素行良く誰にも迷惑かけずに過ごせる充実した時間」であり、試験合格や作品展への出品は、
「家族や支援者から褒められる機会を持てる嬉しい時間」となりうります。
彼ら彼女らの試みもまた「楽しく素晴らしい、充実した余暇の過ごし方」の一形態であると同時に、
「失った社会的信用を回復させてゆくために挑戦し続けている」姿に他なりません。